連載
特集
カテゴリー
タグ
メディア

印南敦史の「毎日書評」

「やる気の壁」を突破するために試したい3段階のトレーニング

author 印南敦史
  • カテゴリー:
  • SKILL
「やる気の壁」を突破するために試したい3段階のトレーニング
Photo: 印南敦史

著者によれば、『神モチベーション 「やる気」しだいで人生は思い通り』(星渉 著、SBクリエイティブ)の結論は3つに集約されるのだそうです。

1つ目は、

「やる気は出そうと思ったらダメ。やる気を出すと、やる気がなくなる」ということ。

2つ目は、

「手を動かしてやる気が出たら、とっくにみんなやっています。

そんなアドバイス信じてはダメ」ということ。

そして、もっとも重要なのが3つ目。

「なんでもうまくいっている人は、やる気ではなく、ギャップの力を使っているよ」ということです。(「はじめに」より)

つまりは「やる気を出して」やるのではなく、「勝手に」やる気が出て、「気がつくとやっていた」という「行動」が重要だということ。それが、第3のやる気といわれる「ギャップモチベーション」なのだといいます。

コンサルタントである著者はその実績に基づいて、「自分の理想を実現している超一流の人は、じつはやる気があるわけではない」のだと断言しています。

やる気があるとかないとかではなく、「やりたいから、やる!」と気がついたら、勝手にやる気が出て、誰よりも早く行動してしまっていたにすぎないというのです。

きょうは「やる気の壁」を突破するトレーニングをレベル1〜9までに分けて解説している最終章「すぐできる! 『やる気の壁』突破トレーニング」のなかから、レベル1〜3をピックアップしてみたいと思います。

LEVEL 1:体調を整える

「やる気の壁」を突破するための第一段階は、自分の体調を整えること。

・睡眠時間は十分に取れていますか?

・肩こりや、腰が痛い、ということに慣れて放置していませんか?

・毎日お酒を飲んで、何だか体が重い、と感じていませんか?

・疲労を感じているのに、ただ寝るだけで、疲労を解消する努力をしていないのではないですか?(248ページより)

運動不足で体がなまっているなら、体を動かして汗をかき、リフレッシュする。睡眠不足なら、早く寝る。体の不調があるなら、マッサージや病院に行く。

お酒を飲みすぎたら、飲むのをお休みするーー。どれもあたり前のことですが、あたり前だからこそ重要であるとも解釈できるわけです。(248ページより)

LEVEL 2:電信柱の数を数える

著者がここで提案しているのは、「いつも通る道の電信柱の数を数える」こと。

そんなことが、やる気の壁を突破するトレーニングになるのかと疑いたくもなりますが、これは「“いつも目にしているのに気がついていないこと”に気がつけるようになる」トレーニングだというのです。

私たちは多くのことを「見逃しています」。

いつも通る道を使って、見逃していることに気がつける脳にトレーニングをするのです。

あなたのいつも通る道はどんな道でしょうか?

・通勤経路

・自宅から駅までの道

・いつも行くスーパー、コンビニまでの道

・お子さんの送り迎えをする道

ちなみに、今、この本を読んでいる時点で、そのいつも通る道に、何本電信柱があるか知っていますか? わからないですよね。(250〜251ページより)

そこで、まずは電信柱の数を数えてみる。数え終えたら、次は花の数、木の数、コンビニの数などとバリエーションを増やしていく。そうすれば、さまざまな気づきを得ることができるというわけです。(250ページより)

LEVEL 3:「即」できた! のフィードバック3日間

次は、自分に「『即』できた! のフィードバック3日間」をするということだそう。

どういうことなのでしょうか?

自分に「即」できた! のフィードバックとは、自分が何か行動したら、そのすべてに対して「できた! すごい!」と、自分で自分にフィードバックをするということです。

たとえば、仕事で、取引先にメールをしたら、メールを送った瞬間に、

「はい、メール送れた! 俺ってすごい!!」という感じです。

朝、会社に出社したら、

「会社に出社した!! すごい!!」

電話応対をしたら、

「完璧な電話対応でした! すごい!!」

のように、自分の1つ1つの行動に、できた! すごい! と認めてあげる言葉をかけます。(252ページより)

ちょっと気恥ずかしくもありますが、これを3日間やると、自信が芽生え始め、やる気も増えていくのだそうです。

著者によれば、自分がなにかしたときに「即」フィードバックがあると、なかった場合とくらべて1.6倍やる気が増えるという科学的な研究結果があるのだとか。難しいことではないので、試してみてもいいかもしれません。(252ページより)

やる気がある人は、「特別なこと」はほとんどやっていないのだと著者はいいます。

誰にでも身につけることができるほんのわずかな違い、すなわち「ギャップモチベーション」を手にしているだけなのだと。よりよい人生を送るために、そんな本書を参考にしてみてはいかがでしょうか。

>> 「Voicy」チャンネルでは音声で「毎日書評」を配信中【フォロー大歓迎】

Source: SBクリエイティブ

swiper-button-prev
swiper-button-next