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月曜朝に仕事をするのをやめたら、良いことがたくさんあった

author Fast Company /訳:堀込泰三
月曜朝に仕事をするのをやめたら、良いことがたくさんあった
Image: Shutterstock

ここだけの話、実は私、月曜朝の2時間は働かずに過ごします。

そんなにもったいぶる話ではないかもしれませんが、この記事のポイントです。

私は常に、月曜日の最初の2時間をブロックしています。おかげで周囲の誰もが、私は月曜の朝には働かないことを知っています。そして私は、誰もがその時間帯に働くべきではないと思うのです。

以下に、その理由を説明しましょう。

学習と発達(L&D)のための時間をつくる

筆者が勤めるZapierでは、学習と発達L&D)を重視しています。従業員は皆、週に2時間をL&Dの時間に充てることが推奨されています。

筆者は当初、金曜日の朝の2時間をL&Dの時間にしていました。たとえば、UXライティングコースの受講などのための時間です。金曜日は比較的忙しくない日なので、学びに最適だと思ったからです。

でも2カ月ほどで、その時間を学びに充てられていない自分に気がつきました。

どうしても、「週末までにプロジェクトを仕上げなくては」や、「未解決の課題を片付けなくては」と感じ、「リアルな仕事にその時間を奪われてしまうのです。

あの頃の私は、目の前の業務に追われ、キャリアの目標に近づけていないことにイライラしたものです。

それに、私が仕事を片付けなければならない理由は、それが「自分の仕事だから」ではなく、「下流工程の人を待たせないため」であるという事実に、無力さを感じたりもしていました。

でもラッキーなことに、私には文章を直してもらうばかりか、働き方も正してくれるような、とても理解のある編集者兼上司がいました。

そこで、毎週の1対1ミーティングで、金曜日のL&D時間がうまく使えていないことを相談したのです。彼女の返答は、こうでした。

L&Dの時間を、月曜朝にしてみたら?

月曜朝は皆が週末モードから復帰しきれていないので、あまり仕事が発生しないから、というのです。それに私は東海岸に住んでおり、おおかたのチームメイトより3時間も早く勤務時間がスタートします。

つまり、Slackはほとんど沈黙したまま。それに、月曜朝には、私の興味をひくようなイベントはほとんどありません。

そこでL&Dの時間を月曜朝に変えたところ、たった数週間で、いくつかの学習目標を達成できました。

なぜこの方法がうまくいったのか。この記事では、その理由を自分なりに分析してみます。きっと、あなたの役にも立つはずです。

週の初めは脳のウォーミングアップ

このスケジュールが効果的な理由の1つは、さもないと後回しにしがちなことを、先に片付けてしまえるから。L&Dを週の最初に終わらせることで、他のタスクの合間にねじ込む必要がなくなるのです。

振り替えると、金曜日のL&D時間の確保は、とりわけ忙しい週にはほぼ不可能でした。

ところがL&Dを週明け最初にした今となっては、精神的な疲れもなく、準備万端で学びに臨めています。それに、月曜朝は仕事をしないと決めることで、脳のウォーミングアップの時間にもなっています。

いきなり複雑な問題を解こうとしたり、同僚と情報交換したり、プロジェクトを管理したりするのではなく、比較的取りかかりやすい作業を行なって、これから始まる1週間のために体を慣らしておく時間なのです。

それに、朝イチでSlackをチェックしないようにも心がけています。

100%それができているわけではありませんが、返信するのは絶対に学習の時間を終えてからと決めています。慢性的なSlackユーザーである私にとって、これはとても大きな改善でした。

社内で公にL&D時間が認められていなくても、読みたいけれど溜まっている記事や、見なければならないウェビナーのアーカイブ、もっと参加すべきプロフェッショナルコミュニティなどは、きっとあなたにもあるでしょう。

それらにきちんと向き合うなら、週の最初に時間を確保してください。さもないと「リアルな」仕事に追われ、結局出来ずじまいになってしまいますよ。

サザエさん症候群を避けられるメリットも

私は、勤務時間以外は仕事のことを考えるべきではないというアイデアに共感しています。そのような線引きは必要であり、重要です

それに、セラピストの言葉を信じるならば、私はその線引きが得意でもあります。そんな私ですら、日曜の夜には明日からの仕事のことを思い出し、憂鬱になることが多いものです。そんな経験、誰にでもあるのではないでしょうか。

実はそれが、私が月曜朝に仕事をしない最大の理由です。そうすることで、サザエさん症候群と呼ばれる日曜夜の憂鬱を、うまく回避することができるのです。

おかげで、明朝やらなければならないことやその順番を頭の中で考えるのではなく、朝起きたらまずはリラックスした学習時間だと思いながら日曜の夜を過ごせています

もちろん、L&Dの目標達成というプレッシャーがないわけではないのですが、自分のペースで学べると思うだけで、プレッシャーが軽くなるから不思議です。

人は誰でも、予測できない、または圧倒されるような出来事があると、急に不安が訪れます。そして、起こりうるあらゆるシナリオが頭の中でぐるぐる回り始めてしまいます。

でも、月曜最初の2時間を切り分けて考えるだけで、次にすべきことが予測可能(かつ実行可能)な状態になるのです。

過ごし方は学び以外でもいい

L&Dがやりたいわけではないという人でも、月曜朝の使い道はさまざまです。いくつか例を紹介しましょう。

  • 創造性を要するかつ、できれば納期が緩いプロジェクトがあるなら、週の初めに取り組んでみては?
  • 週の初めの2時間で、スケジューラや受信箱の整理をする。それも仕事といえば仕事ですが、ある意味セルフケアともいえます。セルフケアの時間を十分に確保できている人は、それほど多くないでしょう。
  • 経費報告書の承認やファイル整理などに充てる。これらは退屈な仕事ながら、それなりの集中力を要します。つまり、週が進むにつれて取りかかりにくくなり、結果として山積みになりがちです。
  • 月曜朝の2時間を使って、自動化できるタスクを探し、自動化を行なう自動化は習慣であり、それを確立するためにはプロセスの見直しが必須です。

柔軟なスケジューリングは、仕事をうまくこなすためのコツの1つです。あなたのスケジュールは、あなたに適したものでなければなりません。

つまり、やろうとしているすべてのタスクに対して、それ相応の時間を確保しなければならないのです。「リアルじゃない」仕事や、「エクストラな」仕事こそ、その努力が必要です。

私にとっては、それがL&Dの時間でした。

あなたも、なかなか時間を見つけられず、できていないことがあるのでは? それならぜひ、月曜朝に取り組んでみてください。きっと、その効果に驚くでしょう。

この記事Zapier社のブログに掲載されていた内容を、許可を得て再掲したものです。

Source: zapier

Originally published by Fast Company [原文

Copyright © 2021 Mansueto Ventures LLC.

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