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日経平均3万円時代。初心者向けの投資・資産運用の選び方はじめ方

日経平均3万円時代。初心者向けの投資・資産運用の選び方はじめ方
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2021年2月15日、日経平均株価が、約30年半ぶりに3万円を回復しました。

コロナワクチンの摂取も始まり、これから先の経済状況や株価に期待もされ、様々な予想がされています。

このような状況の下、「今から投資を始めたい」ということは無謀なことなのでしょうか。私の元へは投資なども含めた家計相談が、多く寄せられはじめています。

投資信託は、いつでもはじめどき

マーケットデータ
Image: Gettyimages

株価が上がっても下がっても、「今、投資を始めてもよいのだろうか」と思う方がいます。確かに、株価が下がっているうちに始めれば、やがて上がった時に利益が出るでしょうし、上がっているときに始め、そのあと下がってしまえば損失につながります。

ただ、投資信託などによる10年〜20年での長期的な投資では、その影響は少ないと考えて問題ないでしょう。

初心者にお勧めなのは積立投資

初心者にお勧めするのは、投資信託の積立投資で、中でも国内市場でいうところの日経平均株価やTOPIXといった株価の指標に連動することを目標にしている「インデックスファンド」の積み立てとなります。

指標に連動するので値動きが分かりやすいことと、大きな値動きをしにくい点が良い点です。

もちろん、この指標が下がれば、その商品の価額も下がるのですが、今回のようなコロナショックの影響による日経平均株価の下落を見ても、時間の経過とともに、株価は回復したという事実も理解されたかと思います。

長期的に投資を継続していれば、下がっては上がる、上がっては下がるを繰り返し、変動による影響が緩和されるのです。

また、投資信託の積立投資では「複利」という利息にも利息が付く増え方をします。

株式指標の変動の影響を受けても、この複利によるメリットで、資産形成をしていけるのです。つまり、投資信託の積立投資であれば、いつ始めても良いというわけです。

証券会社を選ぶポイント

では、投資をこれから始めるには、どういった証券会社を選ぶと良いでしょうか。

ポイントは3つ。

  1. 手数料が安い
  2. 品揃えが多い
  3. 最低金額が低い

投資信託の手数料は、株式投資などにはかからない信託報酬などの手数料がかかります。また、「ノーロード」という購入時手数料がかからない商品もありますが、売買するときには手数料がかかります。

投資信託の積立投資では、このようなコストが利回りに影響するので、できるだけ安いところを選びたいもの。

また、投資信託は6000本以上ありますので、自分が投資したい商品を揃えている証券会社、つまり品揃えの多い証券会社が好ましいでしょうし、積立投資ができる最低金額が低いということも、始めやすい要因の一つでしょう。

ネット証券から探すのが近道

グラフ
Image: Shutterstock

これらの条件を満たしているのは「ネット証券」です。手数料の安さ、品揃えの多さ、最低の積立金額など、窓口で販売している証券会社とはかなり差があります。

特に最低の積立額は100円からとするところもあり、初心者で投資は不安という人も、低額から試すことが可能なのです。

100円での積立投資ではその成果をなかなか感じにくいため、少額で始めるにしても、できれば3000円、5000円程度ではじめ、徐々に増やしていただきたいもの。

またネット証券では疑問点のサポートなどはコールセンターで対応してくれますが、繋がるのに時間がかかる、対面と異なり通話でのサポートなので、理解まで時間がかかるというデメリットもあります。

窓口のある証券会社は、いろいろな説明が聞けるというメリットもありますが、手数料がネット証券よりも高い点が気になるもの。

ネット証券が口座開設数を伸ばしている今、窓口のある証券会社もオンライントレードを導入し、投資信託の最低積立額などをネット証券に近づける、手数料を下げるなどいろいろな策が講じられ、利用しやすくなっていると思います。

ですが、それでも手数料が高いと感じる場面や、取扱商品数が少ない(投資したい商品がない)などがあります。

総合的にみるとやはりネット証券、特に手数料の面で見ると楽天証券、SBI証券、マネックス証券などが、バランスが取れていて良いと感じています。

投資初心者が読むべき本

投資初心者の方は、どのようなに投資を始めるべきか、ネットで調べたり、雑誌を読んだりしているのではないかと思います。また書籍であればあまり難しくなく、専門用語も解説しているような本で学ぶと良いでしょう。

1冊では考え方が偏っている場合もあるので、できれば複数の書籍、雑誌などから情報を得ると良いと思います。

ネットの場合には、信頼できる情報やサイトであるのかにも配慮して読むことをお勧めします。

手前味噌ですが、私の書いた本でいうと『貯金感覚でできる3000円投資生活デラックス』(アスコム)がお勧めですし、好評をいただいています。

最後に

最後に、投資については様々な考え方がありますが、最近の状況を見ていて投資について思うことをお伝えさせてください。

あくまで個人的な見解になりますが、日本だけを対象に投資はすべきではないと思っています。はっきり言えば、日本は対象に含めなくていいと感じています。

そのため、日経平均株価だけを見て、好調だから投資を始める始めない、追加投資する、消極的になるといった判断や行動をすべきではないと思っています。

つまり、長期的にする投資であれば、始めるタイミングも気にすべきではなく、やろうと思った時が始めどきです。

投資を始めようかと迷っている方も、ぜひ、検討段階から実行に移し、始めていただければと思います。

横山光昭(よこやま・みつあき)

横山光昭

家計再生コンサルタント、株式会社マイエフピー代表。お金の使い方そのものを改善する独自の家計再生プログラムで、家計の確実な再生をめざし、個別の相談・指導に高い評価を受けている。これまでの相談件数は23,000件を突破。書籍・雑誌への執筆、講演も多数。著書は60万部を超える『はじめての人のための3000円投資生活』や『年収200万円からの貯金生活宣言』を代表作とし、著作は累計330万部となる。

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横山光昭

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