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「同情」と「共感」の違い、説明できますか?

「同情」と「共感」の違い、説明できますか?
Image: Dumitru Ochievschi/Getty Images

同情(Sympathy)」と「共感(Empathy)」はよく混同して使われます。

どちらも他者の苦しみに対する反応を表す言葉ですが、同じ意味ではありません。また、する側・される側の双方が経験することも異なります。

まずは「同情(Sympathy)」と「共感(Empathy)」の歴史と両者の関係について、Grammarlyの説明を見てみることにしましょう。

この2つの単語のうち、Empathyが英語に入ってきたのは最近のことです。Sympathyは約300年前にすでに使われていましたが、Empathyという単語が初めて書物に登場するのは19世紀になってからのことです。

どちらの単語にも「pathy」が含まれているので似通った印象を与えます。

これはギリシャ語の古語「pathos」を語源としており、「感情」「情動」のほかに「苦しみ」「災難」の意味を持っています。

どちらの単語も感情に関するものではありますが、同義語と言うにはほど遠い関係にあります

共感(Empathy)とは?

共感とは、相手と同じ状況に自分が置かれたらどう感じるのかを想像する能力のことです。

それができるのは、過去に似たような経験をしたからかもしれないし、相手の感情を深く理解し、自分の感情のように感じとることができるからかもしれません。

つまり、「共感力がある(Empathetic)」とは、相手と同じ経験を自分の中に作り出せるということでもあります。

共感は、相手の話に熱心に耳を傾ける人や、「それは本当に大変ですね」とか「ご気分はいかがですか?」という言葉がけに見て取ることができます。

Daron K. Roberts氏は自著『A Kids Book About Empathy』のなかで、共感について大人にも子どもにも理解できるように説明しています。

それは、辛いこと・悲しいこと・怖いことを経験している人の気持ちを汲み取ること。

共感とは、耳を傾け、批判的にならず、気持ちを汲み取り問いかけることなのです。

言い換えるなら、「共感する(Empathize)」とは、相手の感情を「経験」する、ということです。相手の気持ちを汲み取ると言ってもいいでしょう。

同情(Sympathy)とは?

同情とは、相手の感情を追体験することなく、その人の痛みや不幸に対して心配や哀れみ、悲しみを感じたり表現したりすることです。

つまり、「お悔やみ状・ 弔電 (Sympathy cards)」は、その名のとおり、誰かが経験したことに対して自分が感じた悲しみを当人に伝えるためのツールなのです。

同情とは、相手の感情の旅路をともに歩くことはせず、その人が経験していることについて、自分が心苦しく思うことです。

同情は、「お気の毒に」とか「それは本当に最悪だね」などの言葉でよく表現されるでしょう。

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Image: Dumitru Ochievschi/Getty Images

Source: Grammarly, A Kids Book About

Meghan Moravcik Walbert - Lifehacker US[原文

訳:伊藤貴之

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