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ループウィラー、スリードッツ。大人買いすべき、一歩上行くスウェット5ブランド

ループウィラー、スリードッツ。大人買いすべき、一歩上行くスウェット5ブランド
Photo: 多田悟

見た目がそれほど変わらないからと適当にスウェットを選ぶと、なぜかしっくりこない。

そればかりか、ワンシーズンで着心地が悪くなったり、ヨレヨレになったり。ごく当たり前のアイテムこそ、ファッション通からも一目置かれる、上質な1枚を新調すべきなのです。

ウールのニットはまだ早いし、シャツやTシャツだとちょっと寒い。そんなときのトップスと言えば、やっぱりスウェット。

スウェットの語源は汗を意味する“sweat”で、正しい英語では“スウェットシャツ=sweat shirts”と呼びます。

スウェットとはそもそも1924年のパリ・オリンピックの際に、アメリカ選手のために作られたジャージー素材のシャツのことで、トレーニング時に汗を吸い取ることが目的とされた運動着。

年配者がよくトレーナーと呼ぶのはそのためです。

さて、ひと口にスウェットと言っても、フードの有無や素材を含めると種類は多岐に渡るので、今回はインナーとしても着回しやすいクルーネックに絞りました。

その魅力は、やわらかな着心地と肌触り、そして繰り返し洗ってもへこたれないタフさにあります。

秋冬に最適なインナーであり、おうち時間も手放せないスウェットこそ、いつもより奮発して一歩上のものを選んでみてはいかが?

この先も長く付き合える、本質的に優れたスウェットを今こそ再確認してみましょう。

スウェット好きなら必携!ループウィラーの「吊り編みクルースウェット」

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Photo: 多田悟

「吊り編み」という言葉を普及させた、日本が誇るスウェットブランドである「ループウィラー」

1999年の創業からスウェットにこだわり続け、ファッション業界人からも高い評価を得ているブランドです。

1時間に1mしか編むことができない旧型の吊り編機を使った、ふんわりとした肌触りの吊り裏毛生地が自慢。

効率を最優先したコンピュータ制御による平面的な生地とは違い、空気を含みながら、程よいテンションで編み上げるため、何度洗ってもそのふんわり感が持続します。

「LW250吊り編みクルースウェット」は同ブランドの「LWベーシック」の生地よりも、裏糸を少し細くすることで軽快に仕上げ、冬のレイヤードのベースとして最適。

シルエットはややスリムで、ネックはシャツやTシャツを着用したときに収まりが良いように少し広めに設定されているのも特徴です。

LW250吊り編みクルースウェット価格1万5000円/ループウィラー

極上の味わいが楽しめる、レミ レリーフの「スペシャル加工裏毛クルーネック」

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Photo: 多田悟

アメカジの定番をモダンなフィッティングヴィンテージ加工で、幅広い年代のファンを獲得している「レミ レリーフ」

ヴィンテージに見られる味わいある色落ちは、空気中の水素と染料のアミノ酸が、人の熱や汗に反応して結合し、加水分解して染料のみが朽ちていくため。

その原理を用いて、ゆっくりと時間をかけて退色させる加工を施したスウェットがこちらの「スペシャル加工裏毛クルーネック」です。

また、薬品やバイオ加工を使って退色させる手法と違って、生地のへのダメージが少なく、ほどよくやわらかく仕上げているのがポイントです。

ガゼット付きのやや深いネックが特徴で、裾と袖のリブ幅はベーシック。

着用時に自然とフィットするややスリムなシルエットなので、ワンサイズ上でも上品な着こなしに。

スペシャル加工裏毛クルーネック価格1万3800円/レミ レリーフ

メイド・イン・USAが誇るベルバシーンの「フリーダムスウェット」

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Photo: 多田悟

米オハイオ州シンシナシティで1932年に創業した「ベルバシーン」は、今もなおメイド・イン・USAにこだわり続ける数少ないブランドです。

アメカジ好きにはTシャツでおなじみのブランドですが、負けずの人気アイテムが、こちらのスウェット「FREEDOM SWEAT」なのです。

“フリーダムスリーブ”と呼ばれる、肩と腕が動きやすいように曲線状に取り付けたアームが特徴で、従来のスウェットよりも着丈を少し長くした細身のシルエット。

かさばらないので秋口にはアウターとして、冬になったらジャケットやコートのインナーとしても活躍してくれます。

総裏毛のループ編みによる素材は、やわらかく肌にフィットし、薄手ながら十分な保温性吸湿性を発揮。

また、縫製には4本針によるフラットシームを採用することで、ひっかかりが少なくスムーズな着用感であることも魅力です。

FREEDOM SWEAT価格1万2000円/ベルバシーン

モード感を漂わす、スリードッツの「ソフト カードボード クルーネック」

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Photo: 多田悟

オーセンティックなスウェットばかりじゃつまらない!と思う方には、こちらをおすすめ。

LA発のカットソーブランドで、数多くのセレブリティやファッション好きから高い評価を得ている「スリードッツ」の新作スウェットが、こちらの「Men’s tencel soft cardboard l/s crew neck」です。

艶やかでなめらか、そして独特なハリ感のある生地は、ダンボールニットと呼ばれるもの。

素材はやわらかく、吸湿性速乾性に優れた再生繊維であるテンセル

その生地と生地をつなぎ合わせたダブルフェイス仕様で、空気を含ませているため、肉厚ながらも非常に軽い着心地です。

着用したときの立体感光沢感のある生地が、リラックスしながらもモダンな印象を醸します。

パイピングに沿って配置された両サイドのポケットも便利。

Men’s tencel soft cardboard l/s crew neck価格2万2000円/スリードッツ

クリーンに見せるなら、英国の名門・サンスペルの「ループバックスウェット」

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Photo: 多田悟

産業革命が巻き起こっていた英国で1822年に創業し、160年余の歴史を誇る名門ブランドが、「サンスペル」

いわゆるメリヤス製品に特化し、世界大戦後は高級下着ブランドして確固たる地位を築き上げました。

ハイクオリティなジャージー素材から生まれるアイテムは、いずれもモダンなフィット感ミニマルなデザインが特徴で、ファッション上級者の多くが支持するのも納得です。

こちらの「MEN’S COTTON LOOPBACK」は表面にインド産の超長綿を使用し、ループ状の裏糸にはタオルなどに使われるソフトでふくらみ感のある糸を使用。

適度なウェイト感を持たせながらも、毛羽立ちにくくスムーズで、しっとりとした表情なのが特徴。

少しゆとりを持たせたシルエットですが、適度なハリ感のある生地のため、立体感のあるクリーンな見た目が大人仕様といえます。

MEN’S COTTON LOOPBACK価格1万7000円/サンスペル

***

いずれのブランドもファッション好きならおなじみの実力派ばかり。

いつもと違う上質感を味わうなら「ループウィラー」を、アメカジや古着好きなら「ベルバシーン」か「レミ レリーフ」を、クリーンなスタイルが好みなら「スリードッツ」と「サンスペル」をおすすめします。

量販店で売られているスウェットよりもかなり高額ではありますが、秋口から春先まで活躍し、トレンドに左右されずに長く付き合える極上スウェットなら、結果的に値段以上の満足感が得られるはず。


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Photo: 多田悟

Source: ループウィラー, レミ レリーフ, ベルバシーン,スリードッツ,サンスペル

構成・文/川瀬 拓郎 、スタイリング/仲唐 英俊、編集/庄司 真美

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