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キャッシュレスでなくなるのは現金だけじゃない! 子どもの金銭感覚も道連れだ

キャッシュレスでなくなるのは現金だけじゃない! 子どもの金銭感覚も道連れだ
Image: Dean Drobot/Shutterstock.com

先日、ボードゲームの定番『モノポリー』がキャッシュレス化されるというニュースが報じられました。新バージョンには音声アシスタントが導入され、ゲーム内の不動産売買を管理してくれるのだそうです。

なんだか妙な感じがします。このゲームの醍醐味は、何よりもお金を愛するドナルドダックのおじさん、スクルージ・マクダックのように、稼いだ紙幣を眺めては悦に入ることだったのではないでしょうか?

子どもの金銭感覚を育む方法

とはいえ今回の変更は、より大きな問題の一端を示しているとも言えます。お金が持つ「形」という要素に触れる機会を失った子どもは、お金の真の価値を理解できるのか?という問題です。

形ある物体に触れる体験は、子どもの脳に何らかの影響を与えます。単にお金に触れるだけでも、子どもの行動に大きな変化が起きるとの研究結果があるほどです。

クレジットカードより現金を渡す

子どもにはクレジットカードよりも現金を渡すべきだという理由も、ここにあります。お金に関する感覚を身につけつつある時期の子どもにとって、本物の紙幣に触るという具体的な体験は、自分が使っているお金は誰かが稼いだものだという実感につながります。

電気代やガス代の請求書を見せる

また、請求書についても、子どもには紙に印刷したものを見せましょう。パーソナルファイナンス教育の専門家である、「The Budgetnista」ことTiffany Aliche氏は、「Shrill Society」の記事で、自身はお金に関して非常にオープンな家庭で育ち、両親は何も隠さなかったと振り返っています。

私は5人姉妹の1人です。私たち姉妹は、小さいころからお金について学んでいきました。

子どものころから、電気代の請求書をダイニングルームのテーブルの上に置くのが私の役目でした。

金額をマーキングして、家族みんなが通りすがりに確認できるようにです。

自分では、それが当たり前だと思っていました。5歳の時には、すでにお金についてのレッスンを受けていたのを覚えています。

今のご時世、支払いはオンラインでという人がほとんどでしょう。それでも、子どもたちが見られるよう、請求書の内容をプリントアウトしておくのは良い習慣です。

これをきっかけにして、家庭内のさまざまな出費について子どもと話ができるはずです。今月と先月の電気代を比較して、何か生活習慣に変わったところがなかったか、話し合うのも良いでしょう。

キャッシュレスのマイナス点

キャッシュレスは確かにとても便利ですが、子どもたちが日々のお金のやり取りを見られなくなるというマイナス面もあります(いまどきの子どもはもう、お母さんが「24、25、26…」と数えながら、食料品店のレジで店員さんに1枚1枚、紙幣を渡す姿を見ることもないでしょう)。

子どもたちにお金の価値を教えたいなら、多少は紙を使う場面も残しておくべきなのです。

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Image: Dean Drobot/Shutterstock.com

Source: CBS News, Market Watch

Michelle Woo - Lifehacker US[原文

訳:長谷 睦/ガリレオ

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