特集
カテゴリー
タグ
メディア

持久力の限界が判明。究極のスポーツはマラソン?

持久力の限界が判明。究極のスポーツはマラソン?
image:shutterstock

オリンピックなど世界レベルのスポーツ競技を観ていると、選手たちの運動能力にいつも驚かされます。

「持久力に限界というのはあるのだろうな」と思いつつも、オリンピックのたびに記録が塗り替えられるのを見ると、なんだか無限のような気もしてきて…。

持久力の限界は基礎代謝の2.5倍

アメリカのデューク大学が行なった最近の研究では、持久力の限界が判明したそうです。

研究者たちは、140日でカリフォルニアからワシントンDCまで約5000キロを走るという「Race Across the USA」参加者のエネルギー消費量を測ったところ、20日目、基礎代謝の2.5倍という数字で頭打ちになりました。

そこで出た結論は、持久力の限界は基礎代謝、つまり何もしていないときのエネルギー必要量の2.5倍、または1日4000カロリーでした。

究極のスポーツはマラソン

この研究では、エネルギー消費量の高いスポーツ―――たとえば23日間のツール・ド・ブランスは基礎代謝の4.9倍、90日間の南極トレッキングは3.5倍であること―――もわかりました。

マラソンは、なんと基礎代謝の15.6倍

2.5倍を超えると、食べ物を消化してエネルギーに変換するインプット量よりもエネルギーの消費量が大きくなり、体に蓄えた脂肪分や筋肉をエネルギーとして使うようになるので長期的には維持できなくなるのだそうです。だから2.5倍が限界というわけ。

持久力を試す長期間のイベントは、マラソンのように始めはエネルギー消費量がとても高いのですが、時間が経つにつれ低下して頭打ちになってくるので、イベント全体としては数字が低くなっているんです。

この研究を率いたデューク大学のポンザー博士いわく、

ツールドフランスなら、自分の限界を知って自分のペースを作ることができます。そして、この研究では何日、何週間、何カ月という間の持久力について取り上げているので、長期間におよぶ代謝の限界に沿ったトレーニングプログラムを考えるときに役立つでしょう。

In the Tour de France, knowing where your ceiling is allows you to pace yourself smartly. Secondly, we're talking about endurance over days and weeks and months, so it is most applicable to training regimens and thinking whether they fit with the long-term metabolic limits of the body.

BBC より引用

“維持できるレベルで長期的に運動する”には、自分の基礎代謝量の2.5倍を超えないエネルギー消費量を目指せばいいということのようです。

実は妊婦さんもすごかった

スポーツ選手ではありませんが、運動せずに2.5倍に近い消費量を経験しているのが妊婦さんでした。

妊娠中は最高時点で基礎代謝の2.2倍になるとか。経験ありですが、そんなにたいへんだったかどうか、昔のことなので忘れてしまいました…。

あわせて読みたい

ランニングの上達に欠かせない3つのステップ

マラソン大会当日に、自分の力を100%発揮する準備のコツ6つ

メリットたくさん、トレイルランニングって何?

Source:BBC, Science Magazine, Duke University

image:shutterstock

ぬえよしこ

swiper-button-prev
swiper-button-next