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本当に子どもがほしい? セラピストが教える、見極めるための方法とは

本当に子どもがほしい? セラピストが教える、見極めるための方法とは
Image: George Rudy/Shutterstock.com

子どもをつくるか、つくらないか。

それを自発的に決断できるというのは、とても大きな特権です。

そしてその決断は、人生屈指の難しい決断でもあります。

結婚や家庭を扱うセラピストのAnn Davidman氏は、「母親の迷いを晴らすメンター(助言者)」として、この決断に悩む人たちにアドバイスを与えています。

Davidman氏は、米Lifehackerに宛てたEメールのなかで、この決断は決して簡単ではないと警告し、自分が設計したエクササイズは、それぞれが別のエクササイズの基盤の上に成り立っていると説明しています。

とはいえ、「子どもを持つことは、自分に向いているのだろうか」と考えはじめた人たちのために、まずはどうやってその決断に取り組めば良いのか、いくつかのヒントを教えてくれました。

不安のループを断ち切る

子どもをつくるかどうか、なかなか決断できずに悩んでいる人の多くは、フィードバックループにはまり込んでいるとDavidman氏は指摘します。

自分の睡眠や人間関係などの諸々に赤ちゃんがどんな影響を及ぼすのかという不安が、ひたすらぐるぐる回り続けてしまうのです。

Davidman氏がまず行なうのは、そうした人たちに対して、心のなかでの独白をやめてみようとアドバイスすることです。

スタート地点は、一歩さがって、あえて「知らない」状態を選択し、それでよいのだと思うことです。そして、あなたを足踏み状態にとどめている迷いのループから離れて、一息つきましょう。

Davidman氏は『Washington Post』の記事のなかで、そうした不安から生まれる疑問をすべて患者に書き出してもらい、しばらくのあいだ、その紙を隠しておくと話しています。

「封筒に入れてしまっておきます」と、Davidman氏は話しています。

お金がない、仕事に影響出そうという不安は、たしかに大切な問題ですが、さしあたってはそれについて話さないほうがいいでしょう。

自分が何を求めているのか、なぜそれを求めているのかを理解していないときに、そうした外的要因を早々とあれこれ考えても邪魔になるだけです。

恐怖や不安のある環境は、人生を変える決断を下すのに適した場所ではないのです。

願望と行動を切り離して考える

子どもをつくるかどうかの決断には、さまざまな要素が絡んできますが、たいていの人は、2つの大きな問題を並行して解決しようとします。

ひとつは「自分は子どもがほしいのか」という問題。そしてもうひとつは「子どもを持ったら、どうやりくりしていけば良いのか」という問題です。

後者の疑問はロジスティクスに関するものです。それに対して前者は、願望に関係しています。Davidman氏は、このふたつを別々に検証する必要があると話しています。

最大の問題は、自分の望みを同時に見極めようとしていることにあります。このふたつは切り離さないといけません。

自分の望みを見極めているあいだは、決断を先送りする必要があるのです。まずは、自分の望みを明確にしましょう。つまり、お金もあって仕事も大丈夫という前提で、あなたは本当に子どもが欲しいですか?

そのため、外的要因は当面は紙に書き出して特定する必要があります。

これもまた、ループのひとつです。

パートナーを信頼できなかったり、お金のことが心配だったり、5年先を見越した計画を立てていたりする場合は、自分が子どもを望んでいるのかをはっきりさせるよりも先に、子どもを持つことの難しさばかりを考え、そこから抜け出せなくなってしまうかもしれません。

それは不安を増幅させるだけだと、Davidman氏は警告しています。

懸念事項を書き出し、区別する

Davidman氏が教えているエクササイズのひとつは、子どもを持つことの懸念事項を特定して、しばらくのあいだはそうした懸念事項を脇へ置いておけるようにすることを意図しています。

・決断を下すにあたって、私の最大の不安は……?と考えてみてください。

・そのあとで、あなたが繰り返し考え続けている、あなたの人生における外的事情を書き出してください(時間がなくなる、お金がないなど)

そうしたら、そのすべてを脇へ置いてください。

そのあとしばらくのあいだ、何も判断せず、何も起こそうとせず、何も理解しようとせずに、「知らない」状態に身を任せてください。

Davidman氏は自身のサイトのブログ記事のなかで、このように「外的事情を脇へ置く」のは多くの人にとって怖いことだと書いています。

子どもを持つことに伴う現実的な意味合いをあれこれ考えないのは、不自然なことのように感じられるものですが、それ以上に、外的要因を脇へ置くと、否応なく自分の内側を見つめざるを得なくなります。

多くの人にとって、それはあまり気が進まないことです。

確固たる決断を下したとしても、そうした問題が魔法のようにすべてなくなるわけではありません。

けれどもこの方法は、子どもをめぐる不安のうち、どれが解決可能なものなのか判別できます。つまり、ただ子どもを持ちたくないだけなのか、それともお金や仕事に負荷がかかることを心配して子どもを持ちたくないのかわかるということです。

迷いが晴れれば、きっと道が明るく照らされるでしょう。

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Image: George Rudy/Shutterstock.com

Source: Washington Post, Motherhood Is it for Me

Aimée Lutkin - Lifehacker US[原文

訳:梅田智世/ガリレオ

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