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紙とペンこそ生産性アップのキラーアプリだ!

紙とペンこそ生産性アップのキラーアプリだ!
Image: Evgeny Atamanenko/Shutterstock.com

21世紀もだいぶ過ぎたというのに、紙が「キラーアプリ」だって?

そう思う人は多いかもしれません。確かに紙は、西暦200年に発明されたテクノロジー。

それでも筆者は、MacBook ProやBlackberryを操るテクノロジストでありながら、紙を愛用しています。モレスキンのノートを常に持ち歩き、記事の計画を立てたり、ウェブアプリやソフトウェアのアーキテクチャを設計したり、デザインのモックアップをしたりしています。

紙がないと働けないといっても過言ではありません。

紙は、コンピューターやタッチデバイスよりもずっとポテンシャルの高い生産性向上ツールであり、おろそかにしてはいけません。その理由を6つ、ご紹介しましょう。

1. 早い。とにかく早い

とあるテクノロジーイベントでスタートアップの創業者と打ち合わせをしていたときのこと。夜も更けているのに、打ち合わせはまとまりそうにありません。

そこで、お互いのメールアドレスを交換し、その週のうちにまた会って、お酒を飲みながら話すことになりました。

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Image: MakeUseOf

私は、信頼している(そして愛すべき)Blackberry Q10をポケットから取り出しました。パスワードを2回間違えてようやくログインし、連絡帳アプリを開いてメールアドレスを入力し、再びポケットにしまいました。

このミッションにかかった時間は2分。

それに対して彼は、紙とペンを取り出し、私のメールアドレスを書き留めました。

さあ、どちらが時間がかかったでしょう。もちろん、紙ではありません。つまり、テクノロジーを使ったソリューションがいつでも最速でエレガントとは限らないのです。

2. 描画やデザインにはやっぱり紙

ワイヤフレーム、予備設計、データベースダイアグラムであれば、コンピューターでも容易に描くことができます。

……なんてことはありません。あなたはDiaだけで、データベースのカーディナリティやリレーションシップをすべてデザインしたことはありますか?

考えるだけで恐ろしい。

マウスが紙とペンほど正確ではないことは、紛れもない事実です。親指と人差し指でしっかり握ったペンほど、微細な動きをコントロールできる方法はありません。

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Image: MakeUseOf

つまり、恐ろしくないソリューションは紙とペンです。紙とペンがあれば、マウスをピクセル単位で動かすストレスにさいなまれることはありません。

グラフィックスタブレットを買えばいいのでしょうが、高価でもあります。

それに、紙とペンには、デジタルの領域にはない職人気質が存在します。その点において、紙を超えるものはありません。

3. テクノロジーによる注意力欠如にさようなら

1つ前のセクションを書いているとき、筆者のFirefoxには10個のタブが開かれていました。

そのとき友達からのFacebookメッセージが届きました。そのままタイムラインを見ていると、誰かがシェアしたおもしろそうな記事が。

それを読んでいる間に、書いていた記事のことなんかすっかり忘れて、Redditを開いておもしろそうな内容がないかチェックしていました。

ようやく上のセクションを書き上げたのは、Facebookを開いてから30分後のことでした。

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Image: MakeUseOf

今やこの世界は、デフォルトで邪魔が入るようにできています。

集中するためのアプリやウェブサイトが大量に存在していることからもわかるように、集中して何かに取り組むこと自体が困難になっているのです。

でも、紙とペンの世界なら、あなたを邪魔するものはありません。かわいい猫の写真もなければ、おもしろいサイトやブログもありません。

そこにはただ、自分とページがあるのみです。

4. 勢いが止まらない

「ゾーン」状態を経験したことはありますか?

次から次へと言葉が浮かんできます。そんなとき、Windowsアップデートのインストールでコンピューターが再起動されたり、誰かからのインスタントメッセージが届いたらどうでしょう。

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Image: MakeUseOf

そこで、勢いは止まってしまいます。次の1時間は、何が悪かったのだろうと思いながら、画面をただ眺めることになるでしょう。1000語は書けていたはずなのに、たった10語しか書けなかった……。

その点、紙とペンなら、集中を遮るものはありません。自分を邪魔するものは、自分だけなのです。もう書けないという状態になるまで、書いて書いて書きまくりましょう。

5. いつでもどこでも書ける

私は、旅をしていないと生きていけません。

ライアンエアーに乗って、循環された空気を吸って、5ポンドのペプシを飲んで、隣の人とアームレストをめぐる戦いを繰り広げる。それこそが私の生きがいなのです。

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Image: MakeUseOf

ただ、1つだけ不満なことがあるとすれば、それはフライトの最初に明確な理由もないのにラップトップを切らなければならないこと。あれだけは許せません。

それに、電源がある飛行機はほとんどありません。特に、ヨーロッパの旅に欠かせない格安航空会社には絶対にありません。

でも、バッテリーを使わないものなら、離着陸時にも使えるってご存知でしたか? そう、それが紙です。紙ならいつでも使えて、離着陸で中断されることもありません。

6. 記憶に残る

紙とペンを使って最後に手書きをしたのはいつですか? 手で文字を書く行為とは、一筆一筆がつながり、言葉と意味を紡いでいくプロセスです。その過程で、どれだけ集中力が高まるかを考えたことはありますか?

ペンの動きで、心とページがつながる。それにより、書いている内容に没頭することができるのです。

手で書いたものは忘れません。その理由は、集中が必要だから。

手書きのほうが記憶に残りやすいことは、たくさんの研究で明らかにされています。たとえば、ある論文のアブストラクトにはこう書かれています。

最新データにより、文字の表現には動きが重要な役割を果たしており、手書きが文字の視覚認識に寄与することが示唆されている。そうであれば、書く学習のときにさまざまな運動活動を使うことで、その後の認識能力に影響を及ぼすはずである。

大学の授業で大事なポイントを覚えるのにも、スーパーの買い物リストを作るのにも、手書きがおすすめです。

結論

集中できる。生産性が高まる。長続きする。このように、紙のメリットは明白です。書くのに時間がかかる、読みにくいなどのデメリットがあるかどうかは、あなた次第です。

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Image: Evgeny Atamanenko/Shutterstock.com

Original Article: 6 Simple Reasons Why Paper Can Still Be Your Killer Productivity App by MakeUseOf

訳: 堀込泰三

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