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相手の心をほどく何気ない会話:松下幸之助のエピソード

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相手の心をほどく何気ない会話:松下幸之助のエピソード
Image:AboutLife/Shutterstock.com

一ついえることは、人間の心というものは、どのようにも動く、ということである。

—— 松下幸之助

人と人とのコミュニケーションは、必ずしもマニュアル通りにいかないものです。そこが難しいところでもあり、同時に面白いところでもあります。

パナソニック創業者の松下幸之助氏は、ヨーロッパの会社の人たちと交渉している時にそのことを実感したと著書に書き記しています。

午前中は双方の意見がなかなか合わず、机を叩くほどの大激論に。「これでは埒が明かない」ということで、お昼休憩を挟んでから話し合いを再開することになったそうです。その休憩中、ふと松下氏は世界平和についての持論を語りました。

仕事とはまったく関係のないことについて個人的な見解を述べただけだったのですが、午後の話し合いは驚くほど穏やかなムードの中で進み、松下氏側の提案はほとんど受け入れられたということです。

何気なく発した言葉やささやかな行為が、意外な形で人の心を大きく動かすこともあるようです。

カフェグローブより転載(2018.4.08)

Source:松下幸之助著『人を活かす経営』

Image: AboutLife/Shutterstock.com

吉野潤子

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