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賃貸でもできる! 部屋の間取りを最大限に生かした、インテリア活用法

賃貸でもできる! 部屋の間取りを最大限に生かした、インテリア活用法
Image: 平安伸銅工業 , ヨコヤマコム , Photographee.eu/Shutterstock

限られたスペースの部屋を、快適に、自分らしい空間にしたい...

「それは、本人のセンスしだいでしょ」と一言で片付けることもできますが、「視点を変えて部屋を眺めてみると、何を・どこにレイアウトすればよいかが見えてきます。きっと、楽しみ方が広がるはずですよ」と、インテリアスタイリストの窪川勝哉(くぼかわ かつや)さんは語ります。

では、どのような視点で、どんな工夫をすれば、自分らしい空間になるのか、具体的な方法を聞いてみました。

窪川勝哉(くぼかわ・かつや)/インテリア&プロップスタイリスト

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Photo: ヨコヤマコム

インテリアのみならずクラフトから家電までプロダクト全般に造詣が深い、男性には珍しいインテリアスタイリスト。雑誌やテレビなどメディアでのスタイリングだけでなく、ウインドウディスプレイやマンションのモデルルーム、イベントのデコレーションなども手がける。2011年渡英。2013年より再び拠点をロンドンから東京に移し活躍中。Facebook

部屋は、平面ではなく、立面で見て、高さを生かした空間に

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窪川さんが、「たとえば...」と説明しながら描いてくれた部屋の俯瞰図。お話も立体的に理解できました。
Photo: ヨコヤマコム

窪川氏:部屋の広さは、何畳、何平米と床面積で表すことが多く、間取り図も平面でしか見ることができません。これを基準にインテリアのレイアウトを考えてしまうので、部屋は平面的になり、誰が考えても似たような空間にしかならないわけです。

でも、部屋は1つの空間として、壁の高さを合わせた、何立方で考えるべきなんです。当たり前ですが、床面積よりも壁面が狭い部屋なんてあり得ませんからね。

もし、自分の部屋にどんなインテリアや雑貨をレイアウトするかを考えるときは、平面の間取り図に壁面を描いて、俯瞰で部屋を眺めてください。

ソファーの上の壁が寂しいので絵や写真を飾ったり、壁にライティングレールを付けて間接照明で雰囲気のある空間にするなど、立体的に部屋を考えると、演出の幅が広がるわけです。

あると便利、あると格好良くなる、突っ張り棒の新しいカタチ

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『DRAW A LINE(ドローアライン)』のランプCセット(左)、テーブルAセット02(右)。
Image: 平安伸銅工業

窪川氏:壁面を活用する際に気になるのが、賃貸物件では壁に釘打ちなどができないこと。でも、傷を付けずに簡単に高さを生かした部屋づくりを楽しむことができます。

たとえば、床と天井を1つのポールで固定する突っ張り棒です。

平安伸銅工業の『 DRAW A LINE(ドローアライン) 』は、フックやサイドテーブル、照明などのパーツを取り付けてカスタマイズできるのが特徴です。

これまで、突っ張り棒は「あると便利だけど、できれば見せたくないもの」でしたが、これなら、「あると便利で、見せることで部屋が格好良くなる」。狭いスペースでも高さを生かすことで、機能的になることはもちろん、雰囲気をガラッと変えることができるんです。

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平安伸銅工業とサンワカンパニーのコラボ製品による設置例。
Image: サンワカンパニー

このほかにも、ポールを2本立てて棚にしたり、パーテーションとして活用したり、部屋に合わせたアレンジができるのもおすすめする大きなポイントです。

インテリアは足し算。余計なものを1つプラスするだけで素敵に見える

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Image: Photographee.eu/Shutterstock

窪川氏: Tシャツに、バンダナやスカーフを首に巻くスタイルがありますが、寒くもないのになんでするかと言ったら、Tシャツ1枚だけだと絵にならないからです。

これはインテリアも同じで、リビングにラグを敷いても敷かなくても構わないんですけど、余計なものを1つ加えることで部屋が素敵に見えてくる。ラグ1枚でリビングの心理的なゾーニングができる効果もあるんです。

また、ダイニングのテーブルの上にセンターピースのようなオブジェを置いたり、ソファーにクッションを多めにしたり、ホテルのベッドのようにたくさんの枕を置いたデコラティブピローや、足下に長い布=フットスローを掛けるとさらに素敵に見える。

機能的には無くてもいい余計なものをプラスすれば見た目だけでなく気分も上がってくるので、ファッションと同じように楽しんで欲しいですね。

間接照明をいくつも焚いて、人・インテリア・空間に表情をもたせる

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壁面の書棚が落ち着いた空間をつくりだす窪川さんの自宅リビング。間接照明だけで演出された空間は、ゆったりとした時間が流れている。
Photo: ヨコヤマコム

窪川氏:ファッションは、「何を着て出かけるか」鏡を見て考えることが多いので、偏差値は勝手に上がります。でも、インテリアはレイアウトを変えることも、着替えることも少ないので、偏差値を上げるのが難しいのが現状です。

だからこそ、インテリアをもっと意識してあげないといけないと思っています。そこで最後は、比較的簡単に部屋の雰囲気を変えて楽しむことができる、照明についてお話ししたいと思います。

照明はカメラと同じです。カメラの内蔵ストロボでポートレート撮影をすると、フラットに光がまわってしまうので被写体が平坦に写ってしまいます。これは部屋の照明も同じで、天井からフラットな光だけあてていると、全体が明るくなるものの、陰影がないのでのっぺりします。

そこで、おすすめなのがいろいろな場所から照明を足して、多灯にすることで空間に表情を出すことです。今、LED電球とリモコンがセットになったイケアの『TRÅDFRI/トロードフリ スマートキット』をリビングで使っているんですが、既存の照明器具に最大で10個まで同期でき、調光や色温度の変更もリモコン1つでできます。

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イケアの『TRÅDFRI/トロードフリ スマートキット』。同シリーズには、調光キットやモーションセンサーキットなどもある。
Image: イケア

明暗や色調を変えることで空間はもちろん、インテリアやそこにたたずむ人にも、いろいろな表情を見せることが手軽にできるので、間接照明を初めてトライしてみるのであれば、ぜひ試してみて欲しいですね。


新生活がはじまり、新たな環境でリスタートした方も多いと思いますが、今回はあえて、賃貸住宅で「すぐにできる」手軽な空間アレンジの方法を聞いてみました。ぜひ参考にしてください。

ちょっとしたことが部屋に変化をもたらし、あなた自身を変えることになるかもしれませんよ。


Image: 平安伸銅工業 , イケア , サンワカンパニー , ヨコヤマコム , Photographee.eu/Shutterstock.com

Source: DRAW A LINE(ドローアライン) , TRÅDFRI/トロードフリ スマートキット

香川博人

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