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マネー特集─今さら聞けない、お金の疑問

年間で自由に使えるお金をすばやく計算する方法

年間で自由に使えるお金をすばやく計算する方法
Image: Zadorozhnyi Viktor/Shutterstock

多くの人は、月単位で予算計画を立てます。そして、ある月で予定外の出費があったときには、翌月で帳尻を合わせようと考えます(そして翌月になると、さらに次の月で帳尻を合わせようとする…)。

また、月の予算計画をにらみながら、夏の休暇に旅行に行く余裕があるかを判断しようとします。そして、今月は収入のほとんどを使い切ってしまっているにもかかわらず「まあなんとかなるさ」と言いいながら航空チケットを予約するのです。そうですよね?

休暇旅行に行く余裕が本当にあるのかを知りたければ、月ごとに予算計画を立てるだけでは不十分です。1年の予算計画を立てて、年間の「自由裁量所得」がどれだけあるのかを調べる必要があります。

年間の自由裁量所得を計算する方法

人によって収入と支出のあり方が微妙に違いますので、それに合わせて年間の自由裁量所得の計算方法も変える必要があります。とはいえ、基本となる計算式は「所得−固定(基本)支出=自由裁量所得」となります。

たとえば、私の場合。

2018年は、フリーランスとしての収入が6万6000ドルほどになると推定されます。まずこの数字から、以下を差し引きます。

  • 30%は税金へ(19800ドル)
  • 15%は預金口座へ(9900ドル)

すると残りは3万6300ドルになります。そして、私の場合、毎月必ず発生する出費は以下です。

  • 家賃(650ドル)
  • 住宅保険(16ドル)
  • 健康保険(580.60ドル)
  • インターネット(40ドル)
  • 電話代(98ドル)
  • 電気代(〜25ドル)
  • 水道代(〜25ドル)
  • 食品や日用品(300〜400ドル)

つまり、毎月1800ドルほどの固定支出があるということです。これを12倍して、3万6300ドルから差し引きます。

残りの1万4700ドルが、年間の自由裁量所得となります。1カ月あたりでは1225ドルです。

この自由裁量所得で、レストランの食事、映画のチケット、ヘアカット、衣類、書籍、贈りもの、慈善寄付、休暇など、ほかのすべての支出をカバーする必要があります。2018年を赤字にしたくなければ、自由裁量の支出に14700ドル以上を費やすことはできません。私はフリーランスですので、仕事の経費もここから出す必要があります。もちろん、自由裁量所得から経費を出せば、税金が少し安くなり、その分だけ自由裁量所得が増えます。でも、今はそこまで細かいことは考慮しません。

あなたがW2が適用される被雇用者なら、税金や退職拠出、医療費がすでに差し引かれている「手取り給料」をベースに自由裁量所得を計算すればいいでしょう。

あなたが変額所得者(フリーランサー、時間労働者、副業をたくさんしている人)なら、くれぐれも現実的な収入予測をもとに計算してください。私自身、2018年はできれば6万6000ドルよりたくさん稼ぎたいと思っていますが、現実的な数字はおそらくそれぐらいです。

ここまでで、自由裁量所得がわかりました。とはいえ、収入にいつどんな変動があるかはわかりません。念のため、自由裁量支出はこの額より低めに抑えておくようにしましょう。

年間の自由裁量所得がわかったら、高額の自由裁量支出を差し引いてみる

休暇旅行に行く余裕があることを本当に確かめるには、休暇旅行にかかる費用を年間の自由裁量所得から差し引いてみます。

次に、年末年始の旅行、ジムの会費など、支払う可能性が高い支出はすべて差し引きます。Netflixの利用料金など、小さな支出も入れてください。

私の場合、2018年の自由裁量所得は1万4700ドルだと推定しています。そして、過去の経験から、クリスマス休暇に1200ドル、休暇旅行に600ドルかかることが想定されるので、それを差し引きます。そうすると残りは1万2900ドル、月で割ると1075ドルとなります。ここからさらに、ほぼ間違いなく発生する以下の支出を差し引きます。

  • Netflix(11ドル)
  • ヘアカット(40ドル)
  • Patreonの購読料(60ドル)
  • 映画館のチケット(40ドル)

すると、残される自由裁量所得は毎月924ドルとなります(私の場合、このお金で仕事とプライベートの両方をまかなう必要がある)。お気づきだと思いますが、多く人にとっては大きな出費になるであろう、衣服や外食にかかるお金はまだ計算に入れていません。

年間の自由裁量所得を計算し始めると、使えるお金が思ってたよりもずっと少ないことに気づくでしょう。これが、このエクササイズを通して味わう苦しみの1つです。そして、もう1つの困難は、自由裁量所得の上限を超えないように自分をコントロールしつづけなければならないことです。9月までに自由裁量所得を使い切ってしまうようではいけません。

とはいえ、自由に使えるお金の上限がわかっていれば、友人から誘われた週末旅行にイエスと言うべきかどうかなど、急な出費の機会に、どうすればいいかを判断できます。

万が一、予算を超えて出費をしてしまったときは、毎月貯蓄していた分から支払うようにしてください(もちろん、毎月いくらかは貯金に回していますよね?)。


Image: Zadorozhnyi Viktor/Shutterstock

Nicole Dieker - Lifehacker Two Cents[原文

訳:伊藤貴之

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