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研磨剤の入ってない銀磨きで、削ることなく繊細なシルバー製品をピカピカにしてしまおう【今日のライフハックツール】

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研磨剤の入ってない銀磨きで、削ることなく繊細なシルバー製品をピカピカにしてしまおう【今日のライフハックツール】
Photo: 今井麻裕美

年末の大掃除はなかなか普段は掃除をしないところに手をつけるいい機会。そこで、銀製品をピカピカにするのはいかがでしょう。

久しぶりに整理しようと引き出しを開けたら、くすんでしまっている銀製の文房具。そして先日のクリスマス、昨年プレゼントにもらったシルバーアクセサリーを身に着けようと思ったのに、黒く変色してしまっていたという方もいるのでは。

自分でアクセサリーを購入する場合、変色を回避するために金を選ぶという人もいるでしょうが、手頃な値段のシルバーアクセサリーは、ちょっとしたプレゼントや旅行のお土産としてもらう機会はあるものです。

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Photo: 今井麻裕美

銀製品を磨くためのグッズは数多くありますが、おすすめなのが「buzz バズ シルバークリーナー」。フルート吹きにはおなじみです。特徴は研磨剤が入っていないこと。硫化して黒くなった銀を、削ることなく還元によってピカピカにします。

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Photo: 今井麻裕美

ロール状の脱脂綿に薬品がしみこんでいるので、必要な分だけ少しずつちぎって使用します。

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Photo: 今井麻裕美

銀が変色して黒くなっている部分を拭くと、どんどん黒くなっていく脱脂綿。汚れが落ちている感があるのが嬉しいです。それから布で拭いて仕上げるのですが、表面保護作用があるので磨いたものは再度変色しにくくなる効果もあります。

本来、デリケートな楽器を磨くために作られた商品なので、繊細なアクセサリーに使うのも安心。研磨剤が入っていないため、私は柔らかい石が付いているアクセサリーでも傷つくことを気にせず使っています。

趣味の鉱物蒐集の一環で石の入ったアクセサリーをたくさん持っているのですが、パワーストーンと呼ばれるものは石に付与された意味が重視されているので、本来宝飾品には適さない硬度の石が使われていることも多いですから。コレクター向けの珍しい石を使ったアクセサリーにも同じことが言えますよね。

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Photo: 今井麻裕美

左はフェナカイトのピアス。石をこすったときの傷つきにくさは10~1までのモース硬度で表されますが、フェナカイトのモース硬度は7.5。柔らかくはないですが、スピリチュアルな界隈では有名な石なので、傷つけたら何だか祟られそうな気がしなくもない…。真ん中はダイヤモンドのリング。ダイヤモンドのモース硬度は最大の10ですが、銀の部分が真っ黒になっています。右はスフェーンのリング。スフェーンのモース硬度はガラスと同程度の5と低く、一般的にアクセサリーに使うのは奨励されず、身に着けているときも注意が必要です。

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Photo: 今井麻裕美

そんな三者三様のアクセサリーですが、特に気をつかうこともなく適当に磨いてきれいになりました。

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Photo: 今井麻裕美

ただ、銀はそもそも空気にふれることにより、酸素と反応して黒くなる(硫化)ので、せっかく磨いたのがすぐに変色しないように袋に入れておくことも大事です。

また、「buzz バズ シルバークリーナー」は薬品が脱脂綿に含まれているので、余計な液が垂れたり、溝に入り込んで残ることもありません。たとえば、オパールは水分の含有量が多く水分を吸いやすい特徴があります。変色や劣化をしないよう、水分には気を付ける必要があります。

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Photo: 今井麻裕美

そこで、試しにオパールのペンダントの石を留めているツメ部分を磨いてみましたが、問題ありませんでした。ちなみにオパールのモース硬度は6でそれほど硬い石ではないので、傷をつけない意味でも安心です。

メーカーに保証されているわけではないので全ての石に使えると断言はできませんが(パールはやめた方がいいかも)、これまで問題が起こったことはありません。

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Photo: 今井麻裕美

しかし、チェーンを磨くことに関しては、チェーンの細かい部分に薬品が入りにくいので、液体につけておくタイプの銀磨き製品の方がきれいになりやすいかもしれません。左のボールチェーンタイプの方が磨きやすいので、購入時点でメンテナンスのしやすさを考えるのもひとつの手です。

ちなみに研磨剤を否定していると感じるかもしれませんが、細かな傷をとる効果があるので、少し削れてしまっても鏡に顔が映るようなレベルで輝かせることを優先したい場合で、なおかつプレーンなデザインのものに使うなら、研磨剤の入っている銀磨き製品の方がいいでしょう。使い分けるのがベストだと思います。

「buzz バズ シルバークリーナー」の注意点としては、脱脂綿に含まれる薬品が乾くと効果がなくなってしまうので、利用している最中にこまめに蓋を閉めること。保管は経験上、きっちり蓋を閉めていれば、2年以上もちます。また、酸っぱい臭いがするので、苦手な人もいるかもしれません。でも、鼻を近づけると感じるくらいで、普通に作業する分には気にならない程度です。

他には、爪の中まで手が黒くなるので当日出かける予定やネイルをしているなど、気になる人は手袋をした方がいいでしょう。一日たつと落ちる程度ではあります。あとは脱脂綿の繊維が細かい部分にひっかかりますが、取るのはそれほどの手間にはなりません。

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Photo: 今井麻裕美

最後に、久しぶりにケースから開けたら、フリューゲルホルンが見事なまでに変色していたので磨き上げてみました。

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Photo: 今井麻裕美

細かい部分はピンセットで脱脂綿をつまんで磨いていきます。

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Photo: 今井麻裕美

茶色っぽくうっすら変色している部分はすぐきれいになりますが、黒くこびりついているところは拭いて少し置いておき、再度強くこするととれます。

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Photo: 今井麻裕美

楽器をひとつ磨き上げるのに使ったのは、この大きさにちぎった脱脂綿の4つ分。小さくちぎったかけらでも、かなり広範囲を拭くことができます

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Photo: 今井麻裕美

仕上げに布で磨きます。これは楽器を磨くためのシリコンクロス。

磨く前と磨いた後を比較すると、こんな感じに仕上がりました。まずは表面。

Before

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Photo: 今井麻裕美

After

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Photo: 今井麻裕美

続いて、かなり変色していた裏側。

Before

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Photo: 今井麻裕美

After

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Photo: 今井麻裕美

フチが変色しやすいベルの部分もこのとおり。

Before

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Photo: 今井麻裕美

After

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Photo: 今井麻裕美

きれいになると気持ちも新たに、また使ってあげたくなくなるものです。久しぶりに練習でもしようか…。それに、アクセサリーの場合は、新しく購入しようとしていた出費をおさえられるかもしれません。

そうでなくても、黒くなっているものがピカピカになっていくのは楽しいので、ぜひやってみてください。

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Photo: 今井麻裕美

Photo: 今井麻裕美

Source: Amazon

Reference: Wikipedia

今井麻裕美

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