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旅行特集──2017年、夏

どうせ行くなら、より快適に、より楽しく。この夏の旅のヒントになる情報をお届けします。

ニューヨーク観光で押さえておきたい「食・カフェ・観光スポット」8選【移住者が教える旅行ガイド】

ニューヨーク観光で押さえておきたい「食・カフェ・観光スポット」8選【移住者が教える旅行ガイド】

夏休みを来月に控え、旅行を計画している人も多いでしょう。私が移住して15年、現在ライターとして活動している街・ニューヨークは、今も昔も定番人気の一大観光都市。これからのシーズンは、日本をはじめ世界中からの観光客が特に増えます。

見知らぬ土地を限られた日数で効率的にまわるには、十分な事前の計画が必要です。そして「行くべき場所」をリストアップすると、おそらくまわりきれないくらいたくさんのスポットがあがってくるでしょう。

今回は「移住者に聞く旅行ガイド」のニューヨーク編として、星の数ほどある観光スポットの中でも、取材などで見つけたよいお店を交えながら、私が特に太鼓判を押すスポットを紹介します。

1. 注目エリア「Dumbo, Brooklyn」

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近年トレンドの発信地ブルックリンは、日本でも大分認知されてきました。中でも、かつての倉庫街&石畳の落ち着いた街「ダンボ」は、ウェアハウスをリノベートして作られたシアターやインテリアショップ、カフェなどがあり、歩くだけでも楽しいです。イーストリバー沿いのプロムナードや石畳のストリートで、マンハッタンの景色やブルックリン橋を背景に記念撮影するとよいでしょう。

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ウェアハウスをリノベートして作られたシアター「St. Ann’s Warehouse」。

日中は観光客が増えるので、狙い目は朝の時間帯です。午前中は人も少なく、落ち着いて街を歩けるのでおすすめ。1日のスタートをダンボから切ってみてはいかがでしょうか?

(ここに限らず、自由の女神など人気の観光スポットは、ハイシーズンは特に混むので、朝一番に行きましょう)

2. カフェ「Brooklyn Roasting Company」

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『Men’s Journal』誌に2017年5月、「全米ベストロースター25」の1つとして選ばれた。

一通り街歩きが終わったら、Dumboにあるこのカフェで休憩しましょう。「ブルックリン・ロースティング・カンパニー」は、私にとってニューヨークのカフェで5本の指に入る特別なお店。どんなコーヒー好きを連れて行っても喜んでもらえます。

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カプチーノ(3.75ドル)、キャロットドーナツ(4ドル)。

2010年に焙煎工場とホールセールを開始したマイケルさんが切り盛りするカフェで、現在46ヵ国のコーヒー農園と提携し、厳選した豆を輸入しています。もともとのインダストリアルな建物を活かしたインテリアも「これぞブルックリン」といった感じ。日本にはまずない雰囲気の中で、本格的なコーヒーを楽しんでください。

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オーナーのマイケルさん。コーヒーの話をし出すと止まらないという、根っからのコーヒーラバー。

3. 美術館「The Metropolitan Museum of Art」

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日本から来た方に、「時間がないので1つだけ美術館を紹介してほしい」という質問をされることがよくあります。どういうアートが好きかによっておすすめも異なりますが、どんなアートでも興味があるという方には、「やっぱり、これははずせないでしょう」という意味も込めて、「メトロポリタン美術館」を紹介しています。

世界第4位の広さを誇る面積で、とにかく広いです。狙いを定めて、ヨーロッパの中近代美術やエジプト遺跡を中心にまわるといいでしょう。

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この美術館は、屋上にルーフトップカフェがあるのも、おすすめする理由の1つです。セントラルパークやマンハッタンの景色が見渡せて気持ちいいです。アート鑑賞後にここで飲むコーヒーやお茶は格別ですよ。

4. レストラン「Made Nice」

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世界のトップレストランを発表する「World’s 50 Best Restaurants 」が先日発表されました。2017年第1位となったのは、マンハッタンのノマドにある高級レストラン「イレブン・マジソンパーク」。コースメニューが1人295ドルなので、財布に余裕があればそこで世界一の料理に舌鼓...と言いたいところです。

「それは予算オーバー」という方には、姉妹店がおすすめです。2017年4月、同店のすぐ近くに系列店のファストカジュアル・ダイニングの店「メイドナイス」がオープンしました。ファストカジュアル・ダイニングとはニューヨークのトレンドで、こだわりの食材や調理法で作った食べ物を、比較的安くスピーディーに提供するというコンセプトなのです。いわゆる「健康系ファストフード店」ですね。

メイドナイスのすごいところは、イレブン・マジソンパークで使っている同じ食材、レシピ、テクニックで作られたものを10ドル代で食べられるってことなんです。これはもう行くしかないでしょう!

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イレブン・マジソンパークと“ほぼ同じ”食材と一流の調理法で作られた「Curry Cauliflower」(11ドル)と、甘さ控えめで飲みやすい手作りスパークリングドリンク「Sparkling Cran Fizz」(3.5ドル)。
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「1週間に何度もランチに来てくれる近隣の会社員も多いですよ」と、ジェネラルマネージャーのカークさん。

5. 公園「Madison Square Park」

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ニューヨークは、セントラルパークをはじめ、たくさんの緑が街に同化しているのが特徴です。中でも「マジソンスクエアパーク」は私のお気に入りの公園です。

木々が生い茂っている園内では、ニューヨーカーが芝生の上に座ったり寝そべったりして思い思いに楽しんでいる様子がうかがえます。

園内には「シェイクシャック」の第1号店があるので、お腹が空いたらハンバーガーやシェイクを食すもよし(ちなみに、この第1号店では、2017年5月から朝食メニューが始まったばかり!)。また公園の側には、イタリア系の食のデパート「イータリー」もあるので、そちらに移動して腹を満たすのもよいでしょう。

また、あまり知られてないですが、公園の東側に位置する「ザ・ニューヨーク・エディション」は穴場のラグジュアリーホテル。ちょっとした休憩におすすめです。近隣で働く、金融や広告代理店のビジネスパーソンに混じって、グラスを傾けるのもいいでしょう。

6. 本屋「Amazon Books」

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最近の話題といえばここもそう。アマゾンのリアル書店「アマゾンブックス」が2017年5月、ついにマンハッタンのコロンバスサークルにオープンしました。同店では、4スター以上の評価がついた新刊書3000タイトルが販売されています。

アマゾン・プライム会員価格を含めた書籍の価格は、店内にあるバーコードリーダーでスキャン、もしくは専用アプリを使って、スマホで表紙を認証させて表示するシステムです。また「4.8スター以上の高評価の本」や「アマゾンが選んだ、生涯で読むべき100冊」などカテゴリー分けがわかりやすくされていて、本を探しやすい工夫が随所に感じられます。

同店は今夏、ニューヨークの34丁目に2号店をオープンすることも決まっています。オンライン書店が実店舗を開いた新しいパターンの本屋を体験してみてはいかがでしょうか?

7. ビアガーデン「Stone Street」

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以前、ウォール街に勤めていたときによく利用したのがここです。石畳のストリートに設置された一大ビアガーデンの「ストーンストリート」。その通りに面したバーの集合体で、それぞれお店が軒先にテーブルを出しています。近隣で働く金融系のビジネスパーソンが、夕方あたりから利用している光景をよく目にします。

ストリートは活気に満ちており、屋外でいただく食事やドリンクは格別です。

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夏場はビールのみならず、ウイスキーを使った爽やかなアメリカ南部のカクテル「ミント・ジュレップ」も人気。

8. 展望台「One World Observatory」

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最後に紹介するのはこちら。世界貿易センター跡地に建設された「ワン・ワールドビルの展望台」です。「グラウンドゼロ」や「911メモリアルミュージアム」で歴史を振り返った後は、2015年にオープンした102階の展望台に登ってみてはいかがでしょうか?

たったの46秒で最上階に到着するなど、最新のテクノロジーを駆使したビルで、展望台に到着するまでワクワクの連続です。

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高速エレベーターで、102階に到着。ここからさらに驚きのエンターテインメントが待ち受ける。

アメリカ大陸一の高さを誇るワン・ワールド。展望台からは、すべてのビルが眼下に広がって見えます。息を飲むようなマンハッタンの美しい摩天楼はもちろん(本記事トップの写真)、ブルックリンやニュージャーシーなども見渡すことができ、いつまで眺めていても飽きない時間です。

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展望台101階では、ニューヨークのトリビアを紹介している。

ちなみに、101階にはレストランやバー、カフェなども設置されています。摩天楼を眼下に眺めながらの食事やドリンクは、おいしさも倍増! 朝、昼、夕暮れ、夜...と、時間ごとにそれぞれのムードを楽しめます。

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(写真:One World Observatory)
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101階のレストラン&バー。昼夜でまったく異なる雰囲気を醸し出す(写真:One World Observatory)

今夏おすすめのスポット紹介は以上です。もしニューヨークを旅することがあれば、ぜひこれらのスポットも訪れてみてください。訪れた感想やフィードバックなどはTwitterなどでいただけるとうれしいです。 Have a nice trip!

安部かすみ(あべ・かすみ) | Twitter | Website |

PROFILE--w960

ニューヨーク在住編集者、ライター、翻訳家。食やライフスタイル、トレンドなどNY最新情報を発信中。1990年にニューヨークに初上陸し、この街に魅せられる。いったん日本に戻り出版社に7年ほど勤務した後、2002年に留学生として再渡米。その後新聞社で上級エディターとして7年働き2014年に独立。現在は日本、アメリカ、イギリスの3つの時差と共に働く日々。

(取材・文・撮影/安部かすみ)

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